多賀町の民話 紙芝居集
「一つだけ雨を降らせる最後の方法がある・・・・、頼めるかい」
「いいよ、ぱんぱん」

「萱原の雨の扉を開いておくれ。そうすれば、必ず雨の雲がやって来る。
ただ、お前の力ではとうていかなわないから、二丈ボンの
倍力を授けてあげよう。
倍力というのは、立ち向かう相手のちょうど二倍の力を出すことができるのだ。
但し・・・・・お前は二丈ボンの姿にならなくてはならず、倍力を使えば、
身体がこなごなに砕けて無くなってしまうかもしれない。
それでも、頼(たの)めるかい?」
本当は、がわそがあきらめてくれることを神様は望んでいました。
「ぱん・・・・・ぱん」
  お多賀杓子  
     
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はなしのはじめ  
 
 
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