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雪が深々と降り積もる夜更けには、木戸をトーントーン たたく音がします。
「誰やー?こんな遅い時間に・・・・・」
お父さんが木戸を開けてみますと、
ただ雪が舞い、白い夜の底があるだけで、何も見えません。
「誰かおるんか〜」
「誰もおらんよ〜」
ふと台所の方をふりかえると、かまどの火を
消し忘れていたのに気づきました。
家の中に入ってきた冷たい風に、子供たちも目を覚まします。
「何でもないよ、がわそのイタズラやよ。
早よ寝んと、がわそが家の中まで入って来よるよ」
お父さんはかまどの火のしまつをしながら言いました。
雪の夜更けを、つむじが雪をまきあげ、家々の軒先を通り過ぎてゆきます。
「誰やー?こんな遅い時間に・・・・・」
お父さんが木戸を開けてみますと、
ただ雪が舞い、白い夜の底があるだけで、何も見えません。
「誰かおるんか〜」
「誰もおらんよ〜」
ふと台所の方をふりかえると、かまどの火を
消し忘れていたのに気づきました。
家の中に入ってきた冷たい風に、子供たちも目を覚まします。
「何でもないよ、がわそのイタズラやよ。
早よ寝んと、がわそが家の中まで入って来よるよ」
お父さんはかまどの火のしまつをしながら言いました。
雪の夜更けを、つむじが雪をまきあげ、家々の軒先を通り過ぎてゆきます。