山の助
「ひゃー、お、お、おじいさんが・・・!」
おじいさん
「んっ?なんじゃ?」
山の助
「おっ、おっ、おじいさんの姿が変わってしもてる・・・」
おじいさん
「ん?ありゃりゃ、あはははは・・・。
びっくりさせてしまったなぁ。
実はな、わしはこの日本の国や、いろいろな神をつくったイザナギという神様なんじゃよ。」
山の助
「ひゃ――神様やと――――!」
おじいさん
「そんなにおどろかなくてよい。」
(間)
おじいさん
「本当においしい粟めしじゃった。ありがとうよ。
あんまりおいしかったので、姿を変えているのを忘れておった。
実はな空から足をすべらせて落ちてしまってな。
足は痛いわ、おなかがすいたわで困っていたのじゃ。
で、驚かせてはいかんと思っておじいさんの姿にばけたのじゃ。
はははは・・・。」