ある日、村人がお城にやってきて
村人
「お殿様、村人は皆、お殿様に良い嫁様を・・・と心配しております。」
殿
「そうじゃの・・・我も良き嫁がおれば・と思ってはおるのじゃが。」
村人
「一度多賀大社の神様にお願いに参られてはいかがでしょう。」
殿
「そうすることにいたそう」
殿様はさっそくお参りに行くと
神
「お宮からの帰り道に出会う娘を嫁にするとよいであろう」
・・・とお告げがありました。