神様に感謝していたお花は、鈴ヶ岳のお池にも、ときどきお参りに行きました。
お池は遠くにあるので、泊まっていかなければなりません。
お花は宿でたいそう親切な幸助という案内人と出会いました。
お花
「お池は遠いし、道は険しいので、幸助さん案内していただけませんか」
幸助
「わかりました、引き受けましょう」
二人はお池をめざして歩いていきました。
途中、山道は険しいところもあります。
幸助
「お花さん、ここからは急な山道なので、私がおぶっていきましょう。」
お花
「幸助さん、ありがとう」