神社
胡宮神社
当社は敏達天皇の勅願とも言われ、多賀二座の一とも伝えられ、古くは青龍山頂の「磐座」崇拝にその起源をなしており、鎌倉時代には、天台宗敏満寺の鎮護の神として栄えた。48伽藍120坊の規模があり、浅井長政・織田信長の焼き討ちにあって衰退したが、1638年徳川家光により造営され復興を遂げた。三軒社流造りの県指定文化財。
山腹には無数の石仏谷(国指定文化財)があり、それを下ると広大な宿坊舎跡が確認される。
住所 | 滋賀県多賀町敏満寺49 |
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TEL | 0749-48-1553 (多賀観光協会宛) |
時間 | 境内自由 |
料金 | 特別公開「石造観世音立像」200円 |
アクセス |
名神彦根ICから約10分 JR彦根駅から近江鉄道多賀大社前駅下車徒歩15分 JR彦根駅またはJR南彦根駅から湖国バス多賀線胡宮神社下車すぐ |
その他 |
磐座(いわくら)
青龍山の山頂に磐座があり、山全体が神様という神体山である。磐座は磐境とも言い、奥宮のことである。
銅製五輪塔(どうせいごりんとう)(国指定重要文化財)多賀町敏満寺
重源上人が、東大寺修復に感謝して敏満寺に贈った銅製五輪塔(鎌倉建久九年)
附紙本墨書寄進状(国指定重要文化財) 石仏谷(いしぼとけだに)
敏満寺青龍山の山腹斜面に中世墓群が7000㎡にわたってひろがっている。調査により、この石仏谷は中世の墓地が良好に残る遺跡である事が判明した。
お墓の種類は、自然石を方形あるいは円形に石組みしたように見られるもの、土を盛ったようなものなど、幾つかの種類がある。地表面には蔵骨器と見られる壷の破片や焼けた骨片が所々で露出している。また多くの石造物が残されている。石仏は千体以上を数え、他に五輪塔等多くの石仏が見られる。今も調査中である。 石造聖観音立像(せきぞうしょうかんのんりゅうぞう)
境内の観音堂(三間四面の本堂は屋根が二段の瓦葺入母屋造)にある本尊は床下から突出している自然石がそのまま彫られた高さ1.86m。この聖観音像は「聖徳太子(574~622)が諸国巡回の時、ここで奇石をご覧になり、石造の聖観音を自作された」という言い伝えがある。
春・秋特別公開時のみ拝観可能(要予約 多賀観光協会まで) |